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2021年GWバ美肉しました報告

29歳OLアイドルのいっこです💙🔫

ブログを書かなさすぎて、いつのまにか冒頭の挨拶文も29歳になっていました。

GW暇すぎてバーチャル美少女として受肉したよ!

突然ですが、私、タイトルにもあります通り、2021年GWにバ美肉しました~~~!

映画に行けない、舞台もやってない、寄席もない、ライブもないとなると、本気で引きこもらざるを得なかったので
「どうせなら、前からやりたかったことやるかぁ」と思って軽率にVRoidStudioに手を出しました。

厳密にはもう1つ理由があります。

弊社、毎月表彰という文化がありまして、
その表彰で選ばれた人は「表彰の喜び」を15秒程度の動画にしてコメントをしなくてはいけないんです。

アイドルとして顔出ししまくっているのに何を今更?という感じではあるんですが、他撮りされるのが得意ではなく...。率直に言って、顔を出したくないなぁと思ったんです。

かといってフォーマルな感じの自撮り(=アイドルっぽくない自撮り)もどうしたらいいか分からず、
悩んだ末に「Vの者になって動画撮ればよくね?」という結論を出して、思い切ってバ美肉してみました。

制作のTipsに関しては気が向けばまた記事化するかもしれないのでここでは割愛します

が!ただ1つ言えるのは絵が描けなくても、なんとか受肉できたよ!ということですね。

iPadをペンタブ代わりに使ってなんとか頑張りました。

逆に言えばペンタブ代わりになるiPadがなかったら絶対受肉できてないので、ペンタブかiPadは受肉には必須

もちろん、「マウスだけでできる!」って記事も検索かけたら割と引っかかるけど、
やり始めたら欲が出るから絶対ペンタブある方がいいと思います。

可愛い我が子をもっと可愛くしたくなる、それが親心。

肉体と精神を繋ぐ同一性の拠り所

ご存知の通り、世の中にはいろんなVTuberがいて、
配信や動画制作はしてなくてもVRChatに行けばVの者がたくさん存在しますよね。

この世に全く同じ人間が2人といないように、Vも多種多様、本当に個性が爆発していて、見ていて飽きません。

Vの者は人間だけではなく、例えば魔女とかエルフとか妖精とか悪魔とか、
この現実の世界には存在していない姿の人もたくさんいます。

そんな多種多様なVですが「Vの肉体」とリアルの肉体を繋ぐその精神は一体何を拠り所として、
自己同一性を保っているんでしょうか?

私の場合は髪型でした。

何気なく髪の毛を造形したときに私は真っ先にぱっつん前髪と姫カットを作りました。
この髪型は、私がもう何年もずっと変えずに保ち続けている髪型です。

他のパーツは「せっかくだから青い目にしたいなぁ。いや、紫もいいかも!」とか
「せっかくだから思いっきりスレンダーにしてみるか」
「はたまたリアルに寄せて少しグラマーな感じにするか、いっそ幼女体型というのもありか..?」
とずっと悩んでいたのに、髪型だけは何も悩みませんでした。

というか無意識のうちに「VRoid 髪型 ぱっつん前髪」「VRoid 姫カット 作り方」とググっていたという方が正しいです。

出来上がったVを見て、初めて「あ、私ってそこに自己同一性を感じるのね」と気付けました。

どうやら、どんな目の色、髪の色、肌の色、体型、服装をしていても、ぱっつん前髪と姫カットがあれば、
目の前の画面に映る美少女を私は「わたし」だと認識できるようです。

たぶん(これは試していないので分からないけど)、自分自身が猫のキャラクターとしてデフォルメされたとしても、
そこにぱっつん前髪と姫カットが生えていたら、
私はその猫をちゃんと「じぶん」だと認識して操作するんじゃないか、という気がしています。
(実際問題、猫にどうやって前髪を生やすのかはまったくもって謎だけど。)

アバター、とはもともとサンスクリット語のアヴァターラ(化身)から来ている言葉だそうです。
そして化身とは辞書によれば「抽象的で無形の観念が、形をとって現れたもの」という意味なんだそうです。

とするならば「わたしという存在」という、抽象的で無形の観念が形をとって現れると、
ぱっつん前髪と姫カットになるということかぁ、となんだかいたく感動したGWでした。
(よく眼鏡をかけている人やキャラクターが「眼鏡が本体」などと言われるが、あれに近いのかもしれないですね。)

とまあそんな感じで、バ美肉することで自分のアイデンティティを見つけたので、
アイデンティティがどこにあるのか分からなくなった人は軽率にバ美肉したらいいと思います、という話でした〜